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腸の働きを知って善玉菌を増やそう

体の各器官は脳から指令を受けてそれぞれの働きをコントロールしています。 その一方で、腸は一億個の神経細胞を持っており、脳の指令を受けずに動かすことができるため「第二の脳」ともいわれています。 食道や胃などの消化器官をはじめ腸自身の働きを、腸にある神経細胞がコントロールしているのです。

自律神経の働き

自律神経とは副交感神経と交感神経からなる、無意識でも動いている神経の事です。 腸の働きも、自律神経の働きのよって変わってきます。 副交感神経が優位だと、腸のぜん動運動が活発になり便通も良好です。 逆に、交感神経が優位だと、腸のぜん動運動が鈍くなり便秘がちになるのです。 自律神経も腸をコントロールしています。 そのため、腸は生活環境や体調などに敏感に反応しますから注意しましょう。

身体リズムと腸内リズム

身体の機能にはそれぞれリズムがあります。 例えば、昼間に高くなり夜は低くなる体温のリズムや、朝日が昇ると目が覚めて、夜暗くなると眠くなる睡眠のリズムなどがあります。 同じように、腸にもリズムがあります。 朝、目が覚めた時は副交感神経か優位になっています。 そのため、直腸反射の便意が起こりやすく腸のぜん動運動も起こりやすいので、朝食は必ずとるように心がけましょう。 朝食をとることは、腸内リズムを崩さない秘訣でもあるのです。

腸に善玉菌を増やそう

腸内細菌にはぜん動運動を活発にする働きの善玉菌と、ぜん動運動を鈍らせる働きの悪玉菌がいることは、みなさんご存知ですよね。 腸内細菌にはもう一種類、日和見菌(ひよりみきん)という菌がいます。 日和見菌は、腸内細菌全体の約85%を占めていて、健康な時は大人しくしていますが体が弱ったりすると腸内で悪い働きをする悪玉菌に変化します。 ちょっとした体調の変化で善玉菌が優勢だった腸が、あっという間に悪玉菌優勢の腸になってしまうのです。 便秘予防のためにも、悪玉菌を減らし善玉菌を増やす腸内環境をつくらなければなりません。 そのために、食事などで積極的に乳酸菌をとることをおすすめします。 胃酸や腸酸にも負けない強い乳酸菌をとることが重要です。 腸の善玉菌を増やす上で心がけたいもう1つのことは、善玉菌のエサとなり得る食品と積極的に摂取することです。 納豆やキムチなどの発酵食品や、食物繊維が多い食品は善玉菌が大好物。 普段から善玉菌のエサになるものを食べることで次第に腸内環境は改善されていきます。