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育毛シャンプーで毛が生えるのは本当なのか?正しい選び方や使い方は?

日本は世界でももっとも薄毛に悩む人が多いと言われており、あるデータによると薄毛に悩んでいる人は1,00万人以上いるようです。
最近ではテレビCMやネット広告などで育毛シャンプーや育毛剤などの対策アイテムも大々的に売り出されていますが、こういったものは本当に薄毛の対策になるのでしょうか?

育毛シャンプーで発毛するということはあり得ない

まず、育毛シャンプーに関してですが、育毛シャンプーという名称からいかにも髪の毛が生えてきそうな印象を受けますが、育毛シャンプーによって発毛するということはありません。
そもそもシャンプーは髪や頭皮の汚れを洗い流すことが目的であって、シャンプーの成分が何らかの形で頭皮や髪に栄養を与えたり、頭皮の血行を促進したりすることは不可能でしょう。

では、育毛シャンプーにメリットはないのか?

とはいえ、育毛シャンプーに分類される商品は、基本的に頭皮の皮脂を洗い流し過ぎないための工夫がされています。

一般的なシャンプーは洗浄力が強く、頭皮の皮脂をごっそり洗い流す形になるので、洗いあがりがスッキリします。
しかし、その反面、必要以上に皮脂が洗い流されてしまうので、本来頭皮表面にとどまって外部の刺激や汚れから頭皮を守るバリアー機能までもが破壊されてしまうというわけです。

頭皮にある程度の皮脂があることで、頭皮は常在菌によって健康に保たれ、保湿されてよい頭皮環境でいられます。
育毛シャンプーは、こういったデメリットが生じないように、皮脂を必要以上に洗い流さない成分で構成されているというわけです。

ですので、結論としては、育毛シャンプーには直接的な発毛効果はないが、発毛しやすい、あるいは毛が育ちやすい頭皮環境づくりには効果的ということになります。 薄毛が気になる人は、一般的なシャンプーよりは育毛シャンプーを使用した方が良いでしょう。

【育毛シャンプーの選び方】育毛に効果的な成分が入っているかをチェックしよう

ドラッグストアやネット通販では、安価なものから高額なものまで、たくさんの育毛シャンプーが販売されています。

育毛シャンプーを選ぶときにまず注意してほしいのが「育毛に効果的な成分がしっかり配合されているか」ということです。
以降では、育毛に効果的な代表的な成分を紹介しますので、育毛シャンプー選びの参考にしてくださいね。

センブリエキス

お茶の苦み成分としても広く知られているセンブリエキス。
この苦み成分は血管を拡張する働きがあるため、血液の流れが促進される形になります。

当然その効果は頭皮の血行促進にもつながるわけです。また髪の毛を成長させる毛母細胞の働きも活性化させることもわかっています。

アデノシン

アデノシンは育毛シャンプーだけでなく、育毛剤にもよく配合される成分です。
この成分に関しても頭皮の血行を良くしたり、髪の毛が育つために必要な物質を増やす作用があります。

グリチルリチン酸

グリチルリチン酸はハーブから抽出された成分で、皮膚の炎症を改善したりやわらげる働きがあります。
デリケートな人はシャンプーの成分で頭皮に赤みやかゆみが出てしまう人もいます。こういった炎症を押さえる成分が入っていると、頭皮環境を健康に保ちやすくなります。

イソプロピルメチルフェノール

イソプロピルメチルフェノールは軟膏などにも使用される殺菌作用のある成分です。

頭皮表面にはたくさんの常在菌が棲んでいますが、その中にはニオイを発生させる菌などもいます。イソプロピルメチルフェノールの殺菌作用は健康な頭皮環境づくりにひと役かうというわけです。

ビタミン

抜け毛の原因はいくつもありますが、ビタミンEの不足も大きなウェイトを占めます。
特にビタミンA、ビタミンB、ビタミンCが不足すると抜け毛が多くなってしまいます。

ただ、シャンプーを通じて栄養を吸収することはできませんよね。

とはいえ、ビタミンにはスキンケア商品に多く配合されていることからもわかるとおり、皮膚の健康に効果的ですから、その観点からよい頭皮環境づくりに効果的なのです。

育毛シャンプーの正しい使い方

冒頭でお話ししたように、育毛シャンプーと増毛は直接的な関係はありません。
しかし、正しく使うことによって間接的に増毛のサポートができます。ここからは、育毛シャンプーの正しい使い方について、いくつかポイントがあるので紹介していきます。

髪を洗うときの温度

髪を洗うときの温度について、普段から気にしている人は少ないのではないでしょうか?
実は、シャワーの温度は育毛に非常に大切です。

熱すぎるお湯は頭皮に必要な皮脂までも洗い流してしまうので、これが地肌へのダメージにつながります。

また、逆にぬるいお湯だと、余分な皮脂汚れが十分に洗い流されず、雑菌の繁殖につながり、頭皮環境にマイナスです。ベストなのは人肌より少し高い38℃くらいです。

洗うときは指の腹でやさしく

髪を洗うとき、男性は特に“ガシガシ”洗ってしまうことが多いです。
爪を立てて洗うと地肌を傷つけてしまうので、炎症やかゆみの原因にもなります。指の腹を使ってやさしく地肌をなでるように洗うようにしましょう。

髪を洗ったあとのすすぎが大切

育毛シャンプーといえども、洗浄成分などの「人の手がつくった物質」が含まれます。
シャンプーが原因の頭皮トラブルのほとんどはシャンプー後のすすぎが不十分で、シャンップ―の成分が毛穴に残留してしまったことによります。

こうした残留した成分が毛穴汚れや雑菌のもとになり、頭皮に炎症がおきたり赤みが出たりするわけです。
ですので、シャンプーの際はしっかりすすぐことを意識しましょう。

【参考】育毛に強いメンズシャンプーの選び方と【2020年】おすすめランキング